サザンカ
本日はサザンカについてご紹介します✨
サザンカはツバキ科ツバキ属の一種で、
日本の固有種です!!
基本的な性質は椿と似ていますが
以下の点で区別されます。
新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があり
花弁は基部で合着しないので花が終わると
1枚ずつばらばらと散ります。
ツバキは早春から春にかけて咲くのに対し、
サザンカの野生種は10月から12月に白い花が開花し
晩秋の花として親しまれてきました。
ツバキより耐寒性が弱く、四国、九州、沖縄と
本州では山口県に分布が見られます😊
鉢植え、庭植えともに日当たりのよい場所から
日陰まで栽培できます。
ただし、日なたでは西日の当たらない場所、
日陰ではなるべく明るい場所を選びましょう✨
冬の乾いた寒風が当たらないようにします。
◆水やり◆
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、
土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
開花期は花弁を広げるために水を必要とするので、
特にたっぷりと与えましょう✨
庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は
水やりの必要はありませんが、
雨が少なく土の表面が乾くようなときは
たっぷりと与えます。
◆肥料◆
庭植えは2月に有機質肥料を寒肥として
株元の周辺に埋めておきます。
鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥しますが、
開花中の株は花が咲き終わってから追肥を施します✨
◆病気◆
花腐菌核病、すす病
花腐菌核病は、花弁に茶褐色の斑紋が現れます。
開花時期に雨が多いと被害が広がります。
水やりのときも、花弁に水がかからないよう注意します。
病気にかかった花は、
地面に落ちて翌年の病気の発生源になるので
早めに処分します
すす病は、カイガラムシなどの排せつ物が
堆積した葉や枝に黒いすす状のカビが発生するもので
見た目が汚いだけでなく光合成を妨げます。
◆害虫◆
チャドクガ、カイガラムシ類
チャドクガは幼虫が葉を食害するほか、
毛が皮膚に触れると強いかゆみを伴う
発疹が現れるため注意が必要です。